ギフト用のミニ胡蝶蘭とカレンダー

「小さいから早く届く」は思い込みでした。ミニ胡蝶蘭を贈るなら何日前に頼む?

ミニ胡蝶蘭を贈りたいけれど、何日前に頼めば間に合うのか分からない。
そんなご相談をよくいただきます。
横浜で植物のネットショップを営んでいる桜井千晶です。

先にお伝えすると、目安は1週間前です。
通販では、ミニ胡蝶蘭のほうが大輪より最短のお届けが1日遅いお店もあります。
この記事では、曜日ごとの注文の締め切りと、早めに動きたい時期、相手が受け取れる日の決め方をまとめました。

ミニ胡蝶蘭は大輪より1日遅く届くことがある

わたしも「小さい=すぐ届く」と思っていました

数年前、ショップのお客さまから「明後日の誕生日に、友だちへミニ胡蝶蘭を送りたい」とご相談を受けました。
そのとき、わたしは何も考えずに「小さいものなら大丈夫ですよ」と答えかけたんです。

念のため仕入れ先に確認すると、ミニはその日程では間に合わないとのこと。
鉢が小さいぶん身軽に運べそうに見えますが、届くまでの日数は大きさで決まるわけではありません。
それ以来、ミニ胡蝶蘭のご注文では、真っ先にお届け希望日を伺うようにしています。

最短お届け日を比べてみると

実際の数字で見てみましょう。
胡蝶蘭の通販専門店フラワースミスギフトの解説記事「胡蝶蘭は何日前に注文する?余裕を持った手配時期と直前でも間に合うケース」には、サイズ別の最短お届け日が載っています。

大輪胡蝶蘭ミディ・ミニ胡蝶蘭
最短お届け翌日翌々日
注文の締め切り平日10:59まで平日10:59まで
11:00以降の注文最短日が1日後ろへ最短日が1日後ろへ

同じ日の同じ時間に注文しても、ミニのほうが1日遅れて届く計算です。
「大輪なら前日の朝に頼めば間に合う」という感覚のままミニを選ぶと、ちょうど1日足りなくなります。
もちろんお店によって条件は違うので、注文画面のお届け日欄は必ず確かめてください。

週末をはさむと差はもっと開く

気をつけたいのが週末です。
同じ記事によると、大輪は金曜11:00以降の注文で最短が翌週火曜になります。
ミディ・ミニの場合は、木曜11:00を過ぎた時点で最短が翌週火曜です。

つまり、月曜に届けたい相手がいるなら、ミニは木曜の朝までに注文を済ませておく必要があります。
週明けに開店する友人のお店や、月曜が誕生日の家族に贈るときは、前の週の半ばには動き出しておくと安心です。

何日前に頼む?ミニ胡蝶蘭の逆算スケジュール

基本は1週間前、早すぎる心配はありません

「生花を1週間も前に頼んだら、届くころには鮮度が落ちるのでは」と心配される方がいます。
でも通販の胡蝶蘭は、お届け希望日に合わせて出荷されるのが一般的です。
注文した日に箱詰めされて、1週間倉庫で待つわけではありません。

フラワースミスギフトでは、約1週間先までお届け日を指定できます。
贈る日が決まったら、その時点で注文してしまうのがいちばん確実です。
人気の色やラッピングを選べる余地も大きくなります。

曜日別の注文早見表

上の記事にあるミディ・ミニ胡蝶蘭の表をもとに、届けたい曜日から逆算した最終注文日時を整理しました。
最短で届けられる地域の目安です。

届けたい日最終注文日時(最短の場合)
火曜日前週の金曜日10:59
水曜日月曜日10:59
木曜日火曜日10:59
金曜日水曜日10:59
土曜日木曜日10:59

中国・四国地方と九州地方へは、ここからさらに1日後ろ倒しになると案内されています。
日曜・月曜のお届けは最短日の一覧に入っていないため、指定できるかどうかを注文画面で確認してください。
この表は「ぎりぎり間に合う線」なので、実際にはここから2〜3日早めに注文するくらいがちょうどいいと思います。

たとえば、土曜日が誕生日のお母さまに贈る場合を考えてみます。
表のうえでは木曜の10:59までに注文すれば間に合いますが、木曜の朝は仕事の準備でばたばたして、気づけばお昼を過ぎていた、ということが起こりがちです。
11:00を過ぎた瞬間に最短は翌週の火曜まで飛んでしまうので、わたしなら月曜か火曜のうちに注文を済ませます。
前の週の週末に、立札の文面とお届け先だけでも決めておくと、平日の注文がぐっと楽になりますよ。

3〜5日前、前日になってしまったら

3〜5日前であれば、通常の時期ならまず間に合います。
土日祝をはさむときや遠方へ送るときだけ、希望日が選べるかを確かめておきましょう。

困るのは、気づいたら前日だったというケースです。
ミニの最短が翌々日のお店では、前日の注文は間に合いません。
その場合は「一日遅れてしまうけれど」とメッセージカードに添えて翌々日に届けるか、どうしても当日でないと困るなら大輪や近所の花屋さんへの切り替えを考えます。
遅れて届く一鉢も、ひとこと添えてあれば気持ちはちゃんと伝わりますよ。

メッセージカードには、こんなふうに書いてみてください。

お誕生日おめでとう。当日に間に合わなくてごめんね。少し遅れて届いた小さな花だけど、長く咲いてくれるはずなので、しばらく一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。

ミニ胡蝶蘭は、上手に置けば1か月以上咲き続けてくれます。
1〜2日の遅れは、花を楽しむ期間全体から見ればほんのわずかです。

いつもより早めに動きたい時期と地域

3月下旬・大型連休・年末年始

1年でいちばん注文が集中するのは3月下旬です。
異動や就任、開業のお祝いが重なるため、通常より早く受付を締め切るお店もあります。
わたしのショップでも、この時期はミニ胡蝶蘭の白から先に品薄になります。
3月末の異動や退職のお祝いなら、日付が分かった時点で、遅くとも3月の中旬には注文を入れておくと安心です。

GWや年末年始、お盆はお店そのものがお休みに入ることがあります。
フラワースミスギフトでは、こうした連休をはさむ場合は2週間前などの早めの手配をすすめています。
連休明けに届けたいときほど、連休前に注文を終わらせておくのが安全です。

冬の寒い地域へ送るとき

胡蝶蘭は寒さに弱い花です。
輸送中に冷えて傷むおそれがあるため、冬は配送できる地域を絞っているお店が少なくありません。
フラワースミスギフトでも、12月から3月ごろは商品によってお届けできるエリアに制限があるそうです。

東北や北陸、北海道のご実家に冬のお祝いを贈りたいときは、注文日よりも先に「そもそも送れるか」を確かめてください。
通販サイトなら「配送について」や「配送不可地域」の欄に、季節ごとの制限が書かれていることが多いです。
商品ページだけ見て決めずに、ご利用ガイドまで目を通しておくと、注文後に「お届けできません」と連絡が来て慌てずに済みます。
送れない場合は、現地の花屋さんにお願いするのもひとつの方法です。

届く日より先に「受け取れる日」を決める

相手がその日に家やお店にいるか

注文のタイミングと同じくらい大事なのが、受け取る側の都合です。
誕生日当日は外食や旅行に出かけているかもしれませんし、お店なら定休日や内装工事の最中ということもあります。
開店日が延びる可能性があるなら、日付が確定してから注文するほうが安全です。

当日に在宅かどうか分からないときは、前日に届くよう手配して「一日早いけれど」とひとこと添えるのも素敵です。

一日早いけれど、お誕生日おめでとうございます。明日の朝、この花が少しでも開いていたらいいなと思いながら選びました。

前日に届けば、当日の朝にはテーブルや玄関に飾られた状態で誕生日を迎えてもらえます。
お店への開店祝いでも同じで、前日に届いていれば、オープンの朝に慌てて箱を開ける必要がありません。
相手の予定をそれとなく聞き出すのが難しければ、ご家族やお店のスタッフさんに確認する方法もあります。

不在で持ち戻りになるとつぼみが心配

受け取れなかった荷物は、配送業者の営業所で保管されます。
ヤマト運輸の「不在で荷物を受け取れない場合、いつまで保管されますか?」によると、宅急便の保管期間は最初の不在連絡票のお届け日を含めて7日間です。

荷物としては1週間待ってもらえますが、そのあいだミニ胡蝶蘭は箱の中で光を浴びられません。
そのうえ、胡蝶蘭のつぼみは温度にとても敏感です。
小型コチョウランを育成した山梨県総合農業技術センターの試験では、開花させる部屋を18〜25℃にしたときは落蕾(つぼみが落ちること)がほとんどなく、25〜35℃では大幅に増えたと報告されています。
特に夏は、箱のまま何日も過ごさせないことが、きれいな状態で楽しんでもらう近道です。

注文前に決めておくこと

ご注文を受けていて、あとから慌てる方が多いのがこのあたりです。
注文後のキャンセルや変更を受け付けていないお店も多いので、次の項目はボタンを押す前にそろえておきましょう。

  • お届け希望日と、相手がその日に受け取れるか
  • お届け先の住所・宛名・電話番号(お店なら店名も)
  • 立札かメッセージカードか、その文面
  • 花の色・サイズ・ラッピング

ミニ胡蝶蘭は鉢が小さいので、大きな立札よりメッセージカードのほうが見た目にしっくりきます。
開業祝いで贈るときのマナーは「開業祝いにミニ胡蝶蘭はアリ?省スペースで喜ばれる贈り方とマナー」にまとめています。

まとめ

ミニ胡蝶蘭は小さくて身軽に見えますが、通販では大輪より届くのが1日遅いことがあります。
贈る日が決まったら、1週間前を目安に注文しておけば、まず困ることはありません。

  • 目安は1週間前。お届け日に合わせて出荷されるので鮮度の心配はいらない
  • ミニは大輪より1日早めに。週末をはさむなら木曜の朝までに
  • 3月下旬、連休、冬の寒い地域への配送はさらに早めに確認する
  • 注文日より先に、相手が受け取れる日を決めておく

わたしがミニ胡蝶蘭のご注文でいちばんうれしいのは、届いたその日に「つぼみがひとつ開きました」と写真が送られてくることです。
そんな一日を相手に届けるために、カレンダーを見ながら少しだけ早めに動いてみてくださいね。